CAS冷凍
CAS冷凍(キャス冷凍=セルアライブシステム)という言葉を聞いた事はないでしょうか。食品を冷凍する時に利用される最新の技術のことで、大きな特徴は「冷凍するけれど、食べ物の細胞を壊さない」というものです。従来の冷凍方法では、たとえばお肉や魚を保存するために凍らせた場合、その細胞が壊れてしまうので食べたときに独特のにおいがしてしまったり、凍らせる前より解凍した後の味がちょっと落ちたかも?と感じた経験がどの家庭にもあるのではないでしょうか。せっかく高価なお肉やお魚を凍らせてしまって、あまりおいしさを感じることができなかった、なんて残念なこともありますよね。しかしこのCAS冷凍はこの点をクリアにした画期的な冷凍技術なんです。
今までと何が違うの?
さて、CAS冷凍を行うことでどのようなメリットがあるのでしょうか?CAS冷凍の簡単な説明をしますと、従来の冷凍方法は温度を下げる方法をとっていますね。これは常温から温度を徐々に下げていくため、食品すべてが冷凍されるまでに時間がかかります。この時間に表面の氷が大きくなってしまい、細胞の中に入り込んで細胞をこわします。この時間を短縮させたのがCAS冷凍。分子レベルで水分を急速に凍らせるため、冷凍、解凍を行っても細胞はそのまま。もとの食材のおいしさを逃すことはありません。この技術は最初は工場や魚市場など、工業レベルで利用されていましたが、現在では家庭の冷蔵庫にも応用されているようですね。
CAS冷凍は意外と身近に
工業=冷凍食品の取り扱い業者さんを中心に利用されているしているのですが、これは以外なところで目にすることができます。それは、「食品の通販」。すべての業者さんが取り入れているわけではありませんが、もしお魚や現地でしか食べることができない食品をCAS冷凍することで、いままでより以上にその鮮度、おいしさを味わうことができるようになるんです。楽天などでの通販をみますと、すでにこの技術を取り入れている業者さんもいるようですね。